こんにちは、看護師のあまのです!
朝起きて、「気分が悪い。」「どうしても仕事に行きたくない。」なんてことがありますよね。
どうしても仕事に行きたくない日は、思い切って休んでしまうのもひとつの手です。
ですが、看護師は常に人手不足。休みをもらうのは躊躇してしまいます。
頭痛がひどく動けないけど、どうやって休めばいいの?
大丈夫です。詳しく説明しますね!
この記事では、当日の欠勤でも理解を得やすい休み方について紹介します。
伝え方や注意点についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
思い切って休んでしまうのもひとつの手
看護師は常に人手不足です。
そのうえ、患者のケア、長時間の勤務、急患の対応など、看護師の仕事は肉体的・精神的に非常にタフといえます。
厚生労働省が発表した『精神障害に関する事案の労災補償状況』によると、平成29年度における「精神障害の請求件数の多い職種」の6位に全職種のなかから看護師が入っています。
ストレスを抱えている看護師が多いことがわかりますよね。
仕事を自分でコントロールしにくいことや業務量の多さからストレスを感じやすくなり、心身ともに疲弊しやすくなります。
無理をして心身ともに体調を崩してしまう前に、思い切って休むことも大切です。
当日休むのに理解されやすい理由
「仕事に行きたくない」「頭痛がひどく身体が動かない」は、心からのSOSの可能性もあります。
思い切って休みをとることも前向きな選択といえるでしょう。
ただし、ズル休みだと思われないように、当日でも理解されやすい理由で休む必要があります。
ここでは、疑われずに休みやすい理由について紹介していきますね。
①頭痛・嘔気・嘔吐
頭痛・嘔気・嘔吐などの体調不良は、当日欠勤でも理解を得やすい理由です。
体調不良は、誰にでも突発的に起こり得るものといえます。
【体調不良の例】
・ 頭痛
・ 発熱
・ 嘔気、嘔吐
・ 下痢
・ 胃痛
・ 腰痛
1日で治まる症状が多いため、今日だけ休みたいという場合に使いやすい理由です。
ですが、看護師は常に人手不足です。
微熱では薬を内服して働いているようなスタッフもいるため、はっきりとした理由を伝え、休みをもらう必要があります。
発熱を理由に休むと、職場から検査をしてきてと言われる可能性もあります。
感染症が流行っていない時期に利用しましょう。
②事故などの突然のトラブル
事故や家のトラブルなども、理解を得やすい理由のひとつです。
休みをとりやすい理由として、「車の故障」「水回りの設備が故障」「出勤途中で軽い捻挫をした」といった状況があげられます。
ただし、内容によっては疑われやすく、信用を失ってしまうリスクもあります。
車の故障や自宅設備の故障など、やむを得ない状況だと理解されやすい理由を伝えるようにしましょう。
これらの理由はトラブルが解決すれば出勤できるため、半休をもらいたい場合にも有効です。
③家族の体調不良
自身の体調不良ではなく、家族の体調不良が理由で当日欠勤する場合も少なくありません。
家族が具合が悪くなり、看病や病院受診の同行が必要になるケースもあります。
家族の体調不良が原因の場合は「病院受診のため休みをいただきたい」ことを伝え、親の介護の場合は「自分が見なければならない」など職場に理由を伝えて理解を得ましょう。
家族の体調不良も、当日休みやすい理由のひとつです。
④生理による体調不良
女性に限りますが、生理による体調不良を理由に当日休むのもひとつの方法です。
腹痛や倦怠感など、出勤が難しいほどにつらい症状が出る場合もありますよね。
「生理休暇」を申請できることは労働基準法で定められています。
ですが、女性が多い看護師の職場では「私だって生理でつらいんだけど。」と思われてしまうかもしれません。
生理を理由に休みをもらう場合は、「生理中で腹痛があり起き上がれない。」ときっぱりと伝えましょう。
【3つ】欠勤するのを伝えるときのポイント
ここでは、当日に仕事を休む際の伝え方についてポイントを解説します。
① 勤務時間より前に看護師長へ連絡する
② 体調不良の内容をはっきりと伝える
③ いつ復帰できるか可能な限り伝える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
① 勤務時間より前に看護師長へ連絡する
当日欠勤する際は、可能な限り看護師長へ電話をして直接伝えるようにしましょう。
同僚が電話に出た場合も、師長に取り次いでもらい、直接休む理由を伝えることが大切です。
部屋持ちなどの振り分けを修正しなければいけないため、電話する目安は始業時間の30分前となります。
電話をするのが嫌すぎて、やっぱり出勤しようかと考えてしまいがちですが、無理は禁物です。
休みをもらい、ゆっくりとリフレッシュしましょう。
② 体調不良の内容をはっきりと伝える
始業時間の30分前は、職場全体がバタバタしているタイミングになります。
そのため、電話をかけるときは、体調不良の内容を『簡潔に』伝えるようにしましょう。
電話のときにあやふやな理由を伝えると、「ズル休みじゃないの?」と疑われてしまうため、はっきりと伝えるのがポイントです。
自分の体調は自分が1番よくわかっています。辛いなら休むべきです。無理なら無理ときっぱりと伝えましょう。
他のスタッフのことを考え、無理をして働くのは良くないです。
③ いつ復帰できるか可能な限り伝える
師長とのやりとりの中で、「いつから復帰できるかの目安」を伝えておくとよいでしょう。
翌日以降の出勤が可能かによって、チームの仕事の振り分けが変わる場合もあります。
可能な限り今の状況や今後の見通しを伝え、復帰できそうな時期について師長と相談しましょう。
ただし、症状が軽すぎると「今すぐ出勤できる状態じゃない?」と疑われるリスクもあるため、ズル休みを疑われない程度に自身の体調を伝えましょう。
欠勤を考える際の注意点とは?
いざ仕事を休もう!と思ったとき、何も気にすることなく休みたいですよね。
職場の人にどう思われるか心配。
ここでは、当日欠勤の理由を考える際に、注意することを解説します。
注意点① 家族や親戚の不幸を理由にするのはおすすめできない
家族や親戚の不幸を理由に休むと、嘘が発覚したときのリスクが大きすぎるためおすすめしません。
家族や親戚の不幸は突然起こり得ることであり、仕事よりも優先度が高い事態として認められます。
ですが、その反面、嘘が発覚したときに信用は大きく失われ、今後の職場の人間関係に悪影響を及ぼすでしょう。
想定より大事になって困らないよう、不幸を理由にするのは極力避けましょう。
注意点② 同じ曜日ばかり休むと怪しまれる
看護師は不規則な勤務が多いですよね。
そのため、いつも同じ曜日ばかり休むと、「決まった曜日ばかり休むな。」「この曜日に用事があるのかな。」とズル休みではないかと怪しまれてしまいます。
当日欠勤する際は、以前休みをもらったときのことを思い出し、極力、曜日をずらすようにしましょう。
【見本】看護師が仕事を休むときの伝え方
ここまでは、看護師が仕事を休むときのポイントや注意点について解説してきました。
電話でのやり取りの中で、どのように伝えれば師長に納得してもらえるのか、難しいですよね。
ここからは、看護師が仕事を休むときの伝え方について見本をもとに紹介します。
① 頭痛(体調不良)で休むときの伝え方
昨日の夜から、激しい頭痛と吐き気があり、食事や休息が取れない状況です。
本日はお休みをいただいてもよろしいでしょうか。
(師長の受け答え)
明日からの復帰を考えています。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
② 突然のトラブルで休むときの伝え方
昨日の夜から、自宅の水回りの設備が故障しており、
本日は業者の対応のためお休みをいただいてもよろしいでしょうか。
(師長の受け答え)
明日からの復帰を考えています。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
③ 家族の体調不良で休むときの伝え方
今朝から、子ども(他の家族でも可)が発熱しており、
本日は病院受診のためにお休みをいただいてもよろしいでしょうか。
(師長の受け答え)
明日からの復帰を考えています。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
本当に出勤したくないときは…
無理して出勤し続けるのはおすすめしません。
仕事のストレスや悩みが限界と迎えると心身のバランスを崩してしまいます。
そうなる前に、自分に合った職場を見つけることを視野に入れて、今後について検討してみましょう。
まとめ
仕事に行きたくない日が続き、心身ともに限界だと感じた場合は、思い切って休むというのもひとつの手です。
人手不足であるから、迷惑をかけるからとなかなか休むことができない方も多いと思います。
ですが、無理をし続けると必ずあとでしわ寄せがやってきます。
自分に優しくするためにも、時には休むことも大切です。
【見本】を使えば、同僚にも納得して休みをもらえて、職場の人と良好な関係を続けることができるでしょう。
【看護師が休むためのポイント】
■ 勤務時間より30分前に看護師長へ連絡する
■ 体調不良の内容をはっきりと簡潔に伝える
■ いつ復帰できるか可能な限り伝える
■ 家族や親戚の不幸を理由にするのはおすすめできない
■ 同じ曜日ばかり休むと怪しまれる